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2014年という少し古いデータですが、不動産総合ポータルサイトSUUMOが「引越し先の物件選びで重視するポイント」を調査したところ、1位が家賃・価格(91.5%)、2位が間取り(82.0%)、3位が最寄り駅からの徒歩分数でした。その他、面積・広さやエリア、周辺環境や設備などを重視する人もいるようです。
注意したいのは、「デザイン」という声が10位以内にないことです。オシャレなデザイナーズマンションは、夢や憧れとして思い描くことはあっても、現実的ではないのかもしれません。
周辺の競合物件との差別化のために、デザイン性の高いマンションを検討している方もいるかもしれません。
デザイナーズマンションは、競合物件との差別化を容易に行える上、周辺相場よりも高めの賃料を設定することができます。築年数が経過しても、賃料を維持しやすい点もメリットでしょう。
オーナーとしても、好みや理想を取り入れた建物を作れるのは楽しいですよね。
一方で、あまりにデザインを重視してしまうと、建築費用やメンテナンス費用が割高になる・住み心地が悪くなる、などのデメリットもあります。
また、ライフスタイルにこだわりのある若者や女性に強い訴求力がある反面、ファミリーや中高年、男性などへの需要は低いので、よほど慎重にリサーチをした上でエリアを考えないと、入居者が得られないかもしれません。
アンケートでは上位になかったデザインですが、デザイン性がマンション選びの潜在的なポイントになるのは間違いありません。
「デザイナーズマンション」のように、デザインばかりに特化するのはおすすめできませんが、機能的で使いやすいデザインなら、どんな人にも喜ばれるはず。
大切なのはバランス。あくまでその土地に住む人が好みそうなデザインの中で考えることが大切です。また、土地の形状を活かし、周囲の環境に合わせたマンションを提案してくれる業者を選ぶのも重要なポイントです。
自分の好きなものがターゲットとしている層に受けるとは限りません。費用をかけたのに、ターゲットに見向きもされなかった…というのでは意味がないので、あくまで住む人ファーストの中で、自分のこだわりを反映するようにしましょう。
Mさんの南仏風のエントランスや、他のお客様ですと飾り柱にこだわったマンション、内装でかなり遊んでいるマンションもなどもあります。
ほかのオーナー様の事例も見てみたいという場合は、こちらのクラストのホームページに掲載していますので、ご覧になって参考にしていただければと思います。
建てたそのときだけが「デザイン性」を追求できるタイミングだと思ったら大間違い。オーナーMさんのように、細かい点を追求し続けてこそ、中古でも価値あるものになっていくのだ。
同時に、税金を考えながら、経費を適切に使っていくこともできるため、Mさんの行動は、オーナーにとっても、入居者にとっても、そして美しい景観を保つという意味で地域にとってもwin-win-winである。
マンション経営は安定収入?本当に儲かる?
リアルな話を聞いてみた
1975年設立。総合建設会社として、RC工法を標準化したマンション建築、無料の24時間体制の賃貸管理、「お部屋探しのテクトピア」での入居サポートなど、建設から管理までトータルでサポート。
“ちょっと嬉しい”を積み重ねる
マンションのデザイン性というと、奇抜だったりおしゃれなものを想像するかもしれませんが、住んでいて程よい気持ちいいおしゃれであることにこだわっています。
これは私が経営するマンションですが、南仏をイメージした外観で、夜はライトアップされるので、バーと間違えてきてしまった方がいるくらいです(笑)。
ほかにも、マンションの脇に最近まで自販機を置いていたのですが、ゴミ箱ではないところにゴミを置いていかれたりすることもあって、景観が悪いなと気になっていました。確かに収入にはなるのですが、思いきって撤去し、植物を増やしてみたところ、住民の方にも評判が良いです。
おしゃれなだけではなく、日々のこうした工夫が、「入りやすく・出ていきにくいマンション」を実現するのだと思います。
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